バブル絶頂期、3高に囚われ過ぎた女は……

 

 

今から30年ほど前にバブル期に、世の中にはお金が余っていて、大学を出たてのサラリーマンでもボーナスは50万100万なんていう人はけっこういました。
女性たちはみな着飾り、アフターファイブを楽しんでいて、イタリアンレストランやディスコは若い男女で賑わっていた。ワンレンボディコンのメスを全面にアピールした女は3高男をゲットした後は、専業主婦に収まって、あとは海外転勤で子どもをバイリンガルに育てることを夢見るなんてことも多々あった。エリートサラリーマンと結婚した者は勝ち組で、一生素敵なダンナとデキのいい子どもたちに囲まれて、まさに「ザ・幸せ」だったはずなのに、まさか日本経済がここまで冷え込むとは当時誰も想像しなかっただろう。一流企業でさえ倒産するような世の中、リストラでクビになることだってあり得ない話ではない。よしんば会社に残れたとしても、もはや50歳を過ぎて戦力外になった夫の収入は目減りする一方。高級スーツに身を包んでいたスリムボディは幻だったのかと思うほどのメタボ体型……。

 

 

 

あの頃は、本人よりも会社という肩書に目が行っていたと反省してももう遅い。考えてみれば、バブルの頃、浮かれることなく地道に働いていたり、ハングリー精神で新しい事業に取り組んでいた男(いわゆるベンチャー系)の中には時代の寵児となり、その後業績を伸ばしている人もいる。男の本質を見極めることが若かりし頃の女たちにあったかどうかは疑問だけれど、いつまでもバブルが続くかどうかは少し考えればわかるはずだった。

 

結婚なんて賭けだという人もいるが、賭けるのは本人なので、今のダンナに失望しているというのは、いいギャンブラーじゃなかったという証拠だ。だけど、もしあの頃、目先の3高よりも、ちょっと視線をずらし、ダサくても暗くても野心を抱いている男を見つめていれば今頃は時代を変える夫をサポートする妻になっていたかもしれない。

 

今からでも遅くはありません、しっかり現実を見つめ夫をサポートしてあげられるのは妻であるあなただけです