医師との結婚を夢見ていた私の顛末

 

 

どこで刷り込まれてしまったのか、高校生の頃よりなぜか医師の妻という座に偉大な憧れを抱いておりました。高校生の時に手術で入院をするという突然のアクシデントに見舞われた時も、手術の恐怖よりも素敵な医師との出会いに心躍らせたものです。

 

大学生になると医学生との出会いの場を求めて、医学生との合コンばかりに参加しまくりました。今思えば、なんて計算高い嫌みな女なのだろうと思うのですが、好みでなくてもとりあえず医学部在籍の男性と付き合い、そこから結婚を考えられる人を見つけるという野望を抱いていた私です。何人かの医学生と付き合ったのですが、私がお付き合いをした男性は、なんかけち臭かったり、性格がイマイチ悪かったりで結婚をしたら苦労をしそうな相手ばかりなんです。私の理想は、義実家との関係もドライでセレブな生活を謳歌できるというものなのですが、なんとなくそんな生活は送れないのではないかという方ばかりでした。しかも、できれば誰もがうらやむようなイケメン男性が良いに決まってます。

 

 

 

そんな男性を探しているうちに、私自身の年齢もどんどん適齢期に差し掛かってきてしまいました。そして気が付いたんです。一番良いのは、外見や年収や肩書なんかではなく、一生楽しく過ごしていける相手なのではないかと。金持ち喧嘩せずという言葉があるくらいなので、貧乏すぎると必ず喧嘩が増えますが、お金があるイコール幸せとは言えないのではないかと思うんです。
そんな時に知り合った男性は、決して周囲がうらやむようなイケメンではありませんが、とても私を大切にしてくれると思えるような男性だったので、思い切って結婚をするに至りました。 

 

結婚をして10年以上が経過しますが、もしあの時、医師との結婚にこだわり続けて、性格の不一致という点を飲み込む形で結婚に至っていたら、今の私はどうなんていたんだろうと思うことがあります。もしもなんてないですけどね。

 

若い頃はやっぱり視野が狭かったと思います。